魅惑な副操縦士の固執求愛に抗えない
なにを思い出したのか、ふんと鼻息を荒くする彼女に、私はちょっと意表を突かれた。
『最低』からどうやって恋に発展したのか……一瞬の気の迷いで、自分と重ねて興味をそそられ、ハッと我に返る。
慌ててメンチカツに齧りつき、
「遥。話題すり替えてるのわかってるよ。遥は合コンだって知ってて私を誘ったんでしょ」
ズバリ質して無理やり話題の軌道修正をする私に、遥は「はは」と白々しい笑い声を漏らした。
「どうして隠したの?」
追及の手を緩めない私の前で、しゅんと肩を落とす。
「だって……正直に話したら、芽唯、来てくれないと思ったから」
「当然」
「それにね。風見さんの方は合コンのつもりで企画したけど、いろんな職種の人集めたから、異職種交流会も嘘じゃないでしょ」
必死に言い募る彼女が不審で、私は無言で眉根を寄せた。
一度トレーに箸を戻し、
「遥」
ムッと唇を結んで、背筋を伸ばした。
彼女も私につられたように、ビシッと姿勢を正す。
「なんでそんなに必死に、私を誘わなきゃいけなかったの?」
裁判の証人尋問よろしく、間髪入れずに畳みかけると、遥はつっと視線を流して逃げた。
『最低』からどうやって恋に発展したのか……一瞬の気の迷いで、自分と重ねて興味をそそられ、ハッと我に返る。
慌ててメンチカツに齧りつき、
「遥。話題すり替えてるのわかってるよ。遥は合コンだって知ってて私を誘ったんでしょ」
ズバリ質して無理やり話題の軌道修正をする私に、遥は「はは」と白々しい笑い声を漏らした。
「どうして隠したの?」
追及の手を緩めない私の前で、しゅんと肩を落とす。
「だって……正直に話したら、芽唯、来てくれないと思ったから」
「当然」
「それにね。風見さんの方は合コンのつもりで企画したけど、いろんな職種の人集めたから、異職種交流会も嘘じゃないでしょ」
必死に言い募る彼女が不審で、私は無言で眉根を寄せた。
一度トレーに箸を戻し、
「遥」
ムッと唇を結んで、背筋を伸ばした。
彼女も私につられたように、ビシッと姿勢を正す。
「なんでそんなに必死に、私を誘わなきゃいけなかったの?」
裁判の証人尋問よろしく、間髪入れずに畳みかけると、遥はつっと視線を流して逃げた。