魅惑な副操縦士の固執求愛に抗えない
私は慌てて横向きになり、枕に顔を埋めた。
神凪さんが好きなのは私じゃないし、素でいられる相手だなんてとんでもない。
それを確認できたのに、どうしてこんなにモヤモヤするんだろう。
私はあの人の彼女じゃないのに、一丁前に嫉妬してるみたいな自分に戸惑う。
そう、嫉妬。
なにに? 誰に――。
すぐに脳裏に浮かび上がる残像を、強く頭を振って掻き消した。
ふと目を開けると、アラーム代わりに枕元に置いたスマホのライトがチカチカと点滅しているのに気付いた。
大きく胸を動かして息を吐いてから、そっとスマホを手に取る。
モニターに、神凪さんからの電話の着信通知が三件表示されていた。
最後の着信は十分前で、その後LINEメッセージが届いていた。
思わず身体を起こして、スマホを操作する。
『話したい』
『メインギア、問題なかった』
一瞬、なんのことかと考え、私がとっさに口走った言い訳だと思い当たった。
あんなのただの出まかせだって気付いてると思うのに。
それを口実に連絡してくるなんて、神凪さんも私に本気を出す姿を見られてよほどバツが悪いってことだろう。
だから余計気になる。
あの表情はなに?
苦しそうで切なそうで、私の胸まで痛くなって……。
目蓋の裏に蘇ってくる彼の表情に、今もまた胸が疼いてきゅうっと締めつけられる。
「っ」
私はジタバタして、ポイとスマホを手放した。
頭から布団を被り、力を込めて目を瞑った。
神凪さんが好きなのは私じゃないし、素でいられる相手だなんてとんでもない。
それを確認できたのに、どうしてこんなにモヤモヤするんだろう。
私はあの人の彼女じゃないのに、一丁前に嫉妬してるみたいな自分に戸惑う。
そう、嫉妬。
なにに? 誰に――。
すぐに脳裏に浮かび上がる残像を、強く頭を振って掻き消した。
ふと目を開けると、アラーム代わりに枕元に置いたスマホのライトがチカチカと点滅しているのに気付いた。
大きく胸を動かして息を吐いてから、そっとスマホを手に取る。
モニターに、神凪さんからの電話の着信通知が三件表示されていた。
最後の着信は十分前で、その後LINEメッセージが届いていた。
思わず身体を起こして、スマホを操作する。
『話したい』
『メインギア、問題なかった』
一瞬、なんのことかと考え、私がとっさに口走った言い訳だと思い当たった。
あんなのただの出まかせだって気付いてると思うのに。
それを口実に連絡してくるなんて、神凪さんも私に本気を出す姿を見られてよほどバツが悪いってことだろう。
だから余計気になる。
あの表情はなに?
苦しそうで切なそうで、私の胸まで痛くなって……。
目蓋の裏に蘇ってくる彼の表情に、今もまた胸が疼いてきゅうっと締めつけられる。
「っ」
私はジタバタして、ポイとスマホを手放した。
頭から布団を被り、力を込めて目を瞑った。