魅惑な副操縦士の固執求愛に抗えない
駐機スポットを見つめる彼女を、今度は私が探り見た。
お互い仕事上がりの今、今野さんの服装は私とそれほど大差がなくカジュアルだ。
それでもやっぱり、彼女は凛として綺麗で……。
私は意味もなく引け目を感じて俯いた。
すると。
「ねえ。椎名さんはどうして航空整備士になったの?」
今野さんが話題を一転して、問いかけてきた。
「え?」
「責任の重い、大変な仕事。特に女性は、体格とか体力の面でも」
「それは……大変だけど、やりがいがあります」
私が自分の手に目を落として答えると、何度か首を縦に振って同意を示してくれた。
口を挟まず、私の返事を待っている様子なのを見て取り、私は両手をぎゅっと握りしめ……。
「私、空が好きです。子供の頃から何度か飛行機に乗る機会があって。いつもワクワクしてました」
「子供の頃から? すごい」
今野さんが、素で目を丸くした。
私は無意味な優越感を覚え、ふうと息を吐く。
「もちろん最初はパイロットやCAに憧れました。でも、気付いたんです。ワクワクしていられるのは、乗ってる飛行機が元気で、ご機嫌だから」
私の言い回しが独特だったからだろうか。
お互い仕事上がりの今、今野さんの服装は私とそれほど大差がなくカジュアルだ。
それでもやっぱり、彼女は凛として綺麗で……。
私は意味もなく引け目を感じて俯いた。
すると。
「ねえ。椎名さんはどうして航空整備士になったの?」
今野さんが話題を一転して、問いかけてきた。
「え?」
「責任の重い、大変な仕事。特に女性は、体格とか体力の面でも」
「それは……大変だけど、やりがいがあります」
私が自分の手に目を落として答えると、何度か首を縦に振って同意を示してくれた。
口を挟まず、私の返事を待っている様子なのを見て取り、私は両手をぎゅっと握りしめ……。
「私、空が好きです。子供の頃から何度か飛行機に乗る機会があって。いつもワクワクしてました」
「子供の頃から? すごい」
今野さんが、素で目を丸くした。
私は無意味な優越感を覚え、ふうと息を吐く。
「もちろん最初はパイロットやCAに憧れました。でも、気付いたんです。ワクワクしていられるのは、乗ってる飛行機が元気で、ご機嫌だから」
私の言い回しが独特だったからだろうか。