先生と私の三ヶ月
「やめろ! 痛いだろ」
リビングに逃げるとガリ子が追いかけてくる。
「女の敵! 私が成敗してやる!」
ガリ子がテーブルの上の本とか、ティッシュの箱とか、テレビのリモコンを投げてくる。
「やめろってば。やめなさい」
「うるさーい! このムッツリスケベ! アシスタントになった子たちに手を出すなんて最低!」
身に覚えのない事を言われて驚いた。
ガリ子以外のアシスタントに俺は何もしていない。
「なんだその話は?」
「上原さんから全部聞きましたからね」
「上原って誰だ?」
「しらばっくれるんですか! 先生のアシスタントだった子ですよ。大学生の女の子で」
正直、ガリ子以外のアシスタントの名前も顔も覚えていない。
「今日、集学館で会ったんですから。3日だけ先生のアシスタントをしていたって言ってましたよ。上原さんダイエットまでして頑張って先生のアシスタントになったんですよ。それをたった3日で辞めたのは、先生にキスをされたからだって聞きました。先生、最低です」
はあ? キス?
「俺はキスなんかしていない」
「嘘つき!」
ガリ子が投げたクッションが胸に当たった。
「落ち着け。わかった。今、黒田に聞いて事実確認をするから」
「上原さん以外のアシスタントにもキスとか身体の関係を迫ったんでしょう! だからみんなすぐに辞めたんでしょう!」
あまりにも酷い言いようだ。人をセクハラおやじみたいに言いやがって。
「そんな事するわけないだろ!」
「私には恋人になってくれとかって訳のわかんないこと言って!」
「お前と他のアシスタントは違う!」
「どう違うんですか?」
「好きになったのはお前だけだ」
ガリ子が驚いたように目を丸くし、それから怖い顔で俺を睨んだ。
「嘘つき――!」
ガリ子が俺に向かってサイドボードの上のガラス製の大きな花瓶を投げた。
リビングに逃げるとガリ子が追いかけてくる。
「女の敵! 私が成敗してやる!」
ガリ子がテーブルの上の本とか、ティッシュの箱とか、テレビのリモコンを投げてくる。
「やめろってば。やめなさい」
「うるさーい! このムッツリスケベ! アシスタントになった子たちに手を出すなんて最低!」
身に覚えのない事を言われて驚いた。
ガリ子以外のアシスタントに俺は何もしていない。
「なんだその話は?」
「上原さんから全部聞きましたからね」
「上原って誰だ?」
「しらばっくれるんですか! 先生のアシスタントだった子ですよ。大学生の女の子で」
正直、ガリ子以外のアシスタントの名前も顔も覚えていない。
「今日、集学館で会ったんですから。3日だけ先生のアシスタントをしていたって言ってましたよ。上原さんダイエットまでして頑張って先生のアシスタントになったんですよ。それをたった3日で辞めたのは、先生にキスをされたからだって聞きました。先生、最低です」
はあ? キス?
「俺はキスなんかしていない」
「嘘つき!」
ガリ子が投げたクッションが胸に当たった。
「落ち着け。わかった。今、黒田に聞いて事実確認をするから」
「上原さん以外のアシスタントにもキスとか身体の関係を迫ったんでしょう! だからみんなすぐに辞めたんでしょう!」
あまりにも酷い言いようだ。人をセクハラおやじみたいに言いやがって。
「そんな事するわけないだろ!」
「私には恋人になってくれとかって訳のわかんないこと言って!」
「お前と他のアシスタントは違う!」
「どう違うんですか?」
「好きになったのはお前だけだ」
ガリ子が驚いたように目を丸くし、それから怖い顔で俺を睨んだ。
「嘘つき――!」
ガリ子が俺に向かってサイドボードの上のガラス製の大きな花瓶を投げた。