先生と私の三ヶ月
リビングの向かい側にあるガリ子の部屋に連れて行き、ベッドに寝かせた。
ベッドの端に座り、くぅーという小さな寝息を立てるガリ子をしばらく観察した。半開きになった唇からは白い前歯が少しだけ見えて可愛い。
どんな夢を見ているのだろうか。
そっと頭を撫でると、うーん唸って寝返りをうった。
白いブラウス越しの細い背中だけがこっちを向く。何だか不自然な動きだった。もしや、目が覚めたのか?
「ガリ子、よく聞けよ。上原の言った事は全部、嘘だ。俺はアシスタントになった子に手なんか出しちゃいないよ。手を出したのはガリ子だけだ。俺の心が動いたのはお前しかいないんだよ。言っとくがな、手当たり次第なんて事を俺はするタイプじゃないんだ」
俺の話に反応するようにガリ子の肩が少しだけ揺れた。
やっぱり起きているのか?
「俺は傷ついたぞ。今日会ったばかりの上原の言葉を真に受けるなんて。俺と一ヶ月以上一緒に暮らしているくせに、俺が信じられないのか? 俺はお前の前では正直な所を全部見せて来た。腹が立ったら、腹が立つって言うし、楽しかったら笑うし、お前が愛しくなったら抱きしめている。でもな、ちゃんとお前の了承を取っているつもりだぞ。お前が少しでも嫌な顔をしたら止めているだろ? 今朝だって頬にキスをしろと言ったが、お前が躊躇っていたから、俺は避けたんだ。まあ、それでもお前はしてくれたがな。俺がそこまでお前に気をつかうのは、なぜかわかるか?」
息を飲む気配があった。
ガリ子は起きている。黙ったままでいるのはまだ怒っているからか?
ベッドの端に座り、くぅーという小さな寝息を立てるガリ子をしばらく観察した。半開きになった唇からは白い前歯が少しだけ見えて可愛い。
どんな夢を見ているのだろうか。
そっと頭を撫でると、うーん唸って寝返りをうった。
白いブラウス越しの細い背中だけがこっちを向く。何だか不自然な動きだった。もしや、目が覚めたのか?
「ガリ子、よく聞けよ。上原の言った事は全部、嘘だ。俺はアシスタントになった子に手なんか出しちゃいないよ。手を出したのはガリ子だけだ。俺の心が動いたのはお前しかいないんだよ。言っとくがな、手当たり次第なんて事を俺はするタイプじゃないんだ」
俺の話に反応するようにガリ子の肩が少しだけ揺れた。
やっぱり起きているのか?
「俺は傷ついたぞ。今日会ったばかりの上原の言葉を真に受けるなんて。俺と一ヶ月以上一緒に暮らしているくせに、俺が信じられないのか? 俺はお前の前では正直な所を全部見せて来た。腹が立ったら、腹が立つって言うし、楽しかったら笑うし、お前が愛しくなったら抱きしめている。でもな、ちゃんとお前の了承を取っているつもりだぞ。お前が少しでも嫌な顔をしたら止めているだろ? 今朝だって頬にキスをしろと言ったが、お前が躊躇っていたから、俺は避けたんだ。まあ、それでもお前はしてくれたがな。俺がそこまでお前に気をつかうのは、なぜかわかるか?」
息を飲む気配があった。
ガリ子は起きている。黙ったままでいるのはまだ怒っているからか?