オー!マイ・ハワイ!
ベッドルームが二つに、ちょっとした会議ができそうなくらい大きなテーブル。ラグジュアリーなソファやクッション、シャンデリア。バーカウンターまである。まなみははわーっと目をキラキラさせてしばらくその雰囲気に酔っていた。

「まなみ?大丈夫?」

何も言わずに立っているだけなので、修二が心配して顔を覗き込んでくる。

「えっ? あっごめん、すごくすてきな部屋だからつい見とれちゃって」

「ずっとここにいてもいいよ」

「ちょっ……冗談やめてよ」

「冗談じゃないよ」

けらけらと笑う修二の声が部屋に響く。くっ……完全に向こうペースだ。バカにされてる? なんか腑に落ちない。

そうこうしている間に、ルームサービスがやってきた。修二はワインも頼んでくれたらしく、ふかふかのソファに腰掛けて、ふたりで乾杯をした。

「美味しい、このワイン」

「だろ、俺のお気に入り」

「高そうだけど……?」

「気にすんなって」

「ありがとう。うーん、ローストビーフも最高! 修二、いつもこんな美味しいもの食べてるの?」

「いつでも食べさせてやるよ」

「なんか上から目線だよね」

「えーっ? そうか? ただ本当のこといっただけだよ」

「それが、上から目線なんだってば」

ゲラゲラ笑い合いながら食事をするのはとても居心地が良かった。「まなみ、ドレスよく似合ってる」

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