オー!マイ・ハワイ!
本日もう10回以上赤くなった修二は、思わず顔を後ろへ引くと、大きなため息をついてうなだれた。*

修二は、もうまなみがかわいくて仕方がなかった。無理やりつけた王子さまの仮面は、あっけなくまなみに取られてしまい完全にあっちのペースだ。

あの小悪魔にやられっぱなしなのも悔しいが、それもなんだか楽しくなってきていた。

修二は剣道歴25年で、王子なんてガラではない。なのに、まなみを前にすると歯の浮くようなセリフや行為がスッとできてしまうから不思議だった。

まなみのほうが修二より何枚も上手で、きょうはもう数え切れないほどドキドキさせられて、顔を真っ赤にさせられた。

まなみはどこまで本気で、どこから遊びなのか、まったく見当がつかないな。全部あそびのようにも見えるし。

昨日は『何もしないなら、いかない』といって部屋まで来たかと思えば、実際にその雰囲気になるとガタガタ震えていた。

たぶんそっちが本心なのだろう。猫みたいに、かまって欲しいとすり寄ってきて、かまおうとするとスッと逃げていく。

つかみどころのない女の子だな。修二はそう思いながらシェイブアイスを食べるまなみを見ていた。*

修二と本当の婚約者になれたらいいのにな。シェイブアイスを食べながらまなみはそう考えていた。

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