最強総長は姫を眠らせない。🌹
「雪乃、口、開けろ」
「…?」
私は訳が分からないまま口を開ける。
え……宙くんの甘い舌が入ってきて……。
強く絡んで離さない。
何、これ……も、だめ……。
倒れかかると、宙くんは私の頭を支える。
「っ…! 危ねぇ」
だめだ。
もうドキドキで耐えられない。
私は宙くんの顔を見ないまま立ち上がると、
しゅるっ。
髪のシュシュを取った。
「……教室、戻るね」
「雪乃!」
私は空き教室から出て行く。
「…まだ3週間だもんな」
「…あー、爆発しすぎたわ」
宙くんは右膝を立てて座ったまま、自分の前髪に手の平を当てた。