【コミカライズ】【電子書籍化】婚約破棄された伯爵令嬢ですが隣国で魔導具鑑定士としてみんなから愛されています~ただし一人だけ溺愛してくる~
「ラベルゴ商会の魔導具が原因でその者が火傷を負ったとしても、正しい使用方法を守らないからそのようなことが起こったのではないのか? それに魔導士団団長というのであれば、魔力干渉が起こってもおかしくはないだろう?」
「ですが。本来であれば、そうならないように魔導具側で対策をするのが一般的です」
カリーナがつい声を荒げてしまった。このヘルムートという男は、魔導具で使用者が怪我をしようが何をしようが、構わないと思っているにちがいない。
「一般的であっても、それは強制ではないよな? 魔力のある者が魔導具を使う時には、使う側も対策を講じるべきではないのか?」
ヘルムートの言葉も一理ある。魔導具を使う魔導士の方で、魔力を封じる封魔の道具を使うという手段もある。だが、魔導士たちはそれを好まない。
「そうだ。だが、危険な魔導具を販売していた、ということで騎士団がラベルゴ商会に調査に入っているわけではないよ。それは表向きだ。お前に本当の理由を悟らせないためにな。きっと今頃、ラベルゴ商会とブラント子爵家は、騎士団たちに取り押さえられているだろうな」
ラーシュの言葉に、ヘルムートは眉根を寄せる。
「先ほど、アルギナという代理店について、私は質問をした」
ラーシュが自分のことを「私」というときは、もう一つの顔を使う時だ。
「ですが。本来であれば、そうならないように魔導具側で対策をするのが一般的です」
カリーナがつい声を荒げてしまった。このヘルムートという男は、魔導具で使用者が怪我をしようが何をしようが、構わないと思っているにちがいない。
「一般的であっても、それは強制ではないよな? 魔力のある者が魔導具を使う時には、使う側も対策を講じるべきではないのか?」
ヘルムートの言葉も一理ある。魔導具を使う魔導士の方で、魔力を封じる封魔の道具を使うという手段もある。だが、魔導士たちはそれを好まない。
「そうだ。だが、危険な魔導具を販売していた、ということで騎士団がラベルゴ商会に調査に入っているわけではないよ。それは表向きだ。お前に本当の理由を悟らせないためにな。きっと今頃、ラベルゴ商会とブラント子爵家は、騎士団たちに取り押さえられているだろうな」
ラーシュの言葉に、ヘルムートは眉根を寄せる。
「先ほど、アルギナという代理店について、私は質問をした」
ラーシュが自分のことを「私」というときは、もう一つの顔を使う時だ。