【コミカライズ】【電子書籍化】婚約破棄された伯爵令嬢ですが隣国で魔導具鑑定士としてみんなから愛されています~ただし一人だけ溺愛してくる~
今、ヘルムートにはラベルゴ商会の魔導パン焼き機が安全面において不十分であることを伝えたし、それの対策についても伝えた。納得できないというのはラベルゴ商会の都合であって、その対策を行えないのであれば、このストレーム国で魔導具を売ることはできない。
「残念ながら。今後、ラベルゴ商会は、ストレーム国で魔導具を売ることはできないだろうな」
思わずカリーネはラーシュに視線を向けた。いや、対策さえ行ってくれれば、ラベルゴ商会の魔導具だってここで売ることはできる。認証制度の目的はラベルゴ商会の魔導具を追い出すことではなく、危険な魔導具を流通させないことなのだ。
「だが、ヘルムート殿がこちらに足を運んでくれて助かった。今頃、ラベルゴ商会にはそちらの騎士団たちが捜索に入っているはずだ」
「な、なんだと?」
「知っているか? そちらのラベルゴ商会の魔導具で、我が魔術士団の団長が火傷を負ったのだよ」
それはもちろんマルスランのことだ。今から約一年前のこと。今ではすっかりとその火傷も治っているが、マルスランの執念は恐ろしい。
「ラベルゴ商会ではどうやら危険な魔導具を売っているらしい、という話になってね。秘密裏に騎士団に調査を依頼していた」
ヘルムートはギリリと唇を噛むが、それでも反論する余裕はあるらしい。
「残念ながら。今後、ラベルゴ商会は、ストレーム国で魔導具を売ることはできないだろうな」
思わずカリーネはラーシュに視線を向けた。いや、対策さえ行ってくれれば、ラベルゴ商会の魔導具だってここで売ることはできる。認証制度の目的はラベルゴ商会の魔導具を追い出すことではなく、危険な魔導具を流通させないことなのだ。
「だが、ヘルムート殿がこちらに足を運んでくれて助かった。今頃、ラベルゴ商会にはそちらの騎士団たちが捜索に入っているはずだ」
「な、なんだと?」
「知っているか? そちらのラベルゴ商会の魔導具で、我が魔術士団の団長が火傷を負ったのだよ」
それはもちろんマルスランのことだ。今から約一年前のこと。今ではすっかりとその火傷も治っているが、マルスランの執念は恐ろしい。
「ラベルゴ商会ではどうやら危険な魔導具を売っているらしい、という話になってね。秘密裏に騎士団に調査を依頼していた」
ヘルムートはギリリと唇を噛むが、それでも反論する余裕はあるらしい。