【コミカライズ】【電子書籍化】婚約破棄された伯爵令嬢ですが隣国で魔導具鑑定士としてみんなから愛されています~ただし一人だけ溺愛してくる~
むしろその名から彼がロレンティ公爵であると知る者は数少ないだろう。何しろ、ラーシュ本人がそうさせているのだから。
「そちらが、ラベルゴ商会の者ではなく、モンタニュー公爵家として話をするのであれば。こちらもロレンティ公爵家として話をさせてもらうが?」
「ロレンティ、公爵、だと?」
ヘルムートも、一応は公爵家の人間。隣国のロレンティ公爵の名前は聞いたことがあるのだろう。
「まず、アルギナという代理店であるが。確かにこのストレーム国に存在していた代理店だ。だが、約半年ほどしか存在していない。そのアルギナがここで店を構えたと同時期に、この王都では、魔導具の工場、工房荒らしが頻発するようになった。しかも盗まれるのは、決まって魔導具製作に必要な部品」
ヘルムートはギリリと奥歯を噛みしめる。
「工場荒らしにあったボルネマン商会だが、当時、そこで働いていたケイシー・ニークという人物からアルギナ代理店から、必要な部品が入手できそうだという情報を得た。これ以上生産スケジュールを遅らせることができないと判断したボルネマン商会は、アルギナ代理店から、必要な部品を購入した」
「良かったじゃないか。必要なものが購入できたのだから」
「そちらが、ラベルゴ商会の者ではなく、モンタニュー公爵家として話をするのであれば。こちらもロレンティ公爵家として話をさせてもらうが?」
「ロレンティ、公爵、だと?」
ヘルムートも、一応は公爵家の人間。隣国のロレンティ公爵の名前は聞いたことがあるのだろう。
「まず、アルギナという代理店であるが。確かにこのストレーム国に存在していた代理店だ。だが、約半年ほどしか存在していない。そのアルギナがここで店を構えたと同時期に、この王都では、魔導具の工場、工房荒らしが頻発するようになった。しかも盗まれるのは、決まって魔導具製作に必要な部品」
ヘルムートはギリリと奥歯を噛みしめる。
「工場荒らしにあったボルネマン商会だが、当時、そこで働いていたケイシー・ニークという人物からアルギナ代理店から、必要な部品が入手できそうだという情報を得た。これ以上生産スケジュールを遅らせることができないと判断したボルネマン商会は、アルギナ代理店から、必要な部品を購入した」
「良かったじゃないか。必要なものが購入できたのだから」