【コミカライズ】【電子書籍化】婚約破棄された伯爵令嬢ですが隣国で魔導具鑑定士としてみんなから愛されています~ただし一人だけ溺愛してくる~
それは先ほどカリーネが「そんなに食べることができない」ということを言ったからだと思われる。食堂は、カウンターに並んでいる好きな食べ物をトレイの上にのせていくタイプで、最後にレジを抜けて終わり。最初に、主菜を選び、あとは副菜、主食、スープ、デザートが並んでいる。いくつか並んでいる主菜をカリーネは手にしなかった。ラーシュは肉の塊が乗っている皿を取る。結局カリーネが選んだのは、サラダとパンが一切れとスープという、ラーシュが小言を言いたくなるような量だった。それに引き換え、彼はきちんと主菜、副菜、主食にスープと彼女の倍以上もあるような量である。
レジに並べば、ラーシュがカリーネのトレイとまとめて支払いを済ませ、空いている席にさっさと座る。
「あの、ラーシュさん。お金」
慌ててラーシュの向かい側に座ったカリーネは、リュックをおろしてそこから財布を盗り出そうとした。だが、ラーシュはそれを制する。
「今日は初日だし、俺が誘ったからな」
「あ、はい。ありがとうございます」
「それにしても、相変わらず君は食が細いんだな。肉、食べないのか?」
「お肉も食べますが、そんなに大きなお肉は食べられません。残すのはもったいないですし。ですから、自分で食べられる量を取ったつもりなのですが」
「そうか」
ラーシュは慣れた手つきでフォークとナイフで肉を切り分ける。あまりにもその所作が綺麗であったために、カリーネはつい見惚れてしまった。
レジに並べば、ラーシュがカリーネのトレイとまとめて支払いを済ませ、空いている席にさっさと座る。
「あの、ラーシュさん。お金」
慌ててラーシュの向かい側に座ったカリーネは、リュックをおろしてそこから財布を盗り出そうとした。だが、ラーシュはそれを制する。
「今日は初日だし、俺が誘ったからな」
「あ、はい。ありがとうございます」
「それにしても、相変わらず君は食が細いんだな。肉、食べないのか?」
「お肉も食べますが、そんなに大きなお肉は食べられません。残すのはもったいないですし。ですから、自分で食べられる量を取ったつもりなのですが」
「そうか」
ラーシュは慣れた手つきでフォークとナイフで肉を切り分ける。あまりにもその所作が綺麗であったために、カリーネはつい見惚れてしまった。