【コミカライズ】【電子書籍化】婚約破棄された伯爵令嬢ですが隣国で魔導具鑑定士としてみんなから愛されています~ただし一人だけ溺愛してくる~
「え、てことは。耐用年数を三年であることを確認するために、三年間も試験を続けるんですか? その間に、新しい魔導具が開発されてしまいますよ」

「そう。だから、そのための加速試験」
 そこでラーシュは、カリーネの口元に指を伸ばし、その唇の下についていたレタスの端切れを摘まみ取って、ぱくっと食べてしまう。
「今日の君は、子リスじゃなくて、野兎みたいだな」

「ついてたなら、教えてください」
 カリーネは慌てて口元を拭った。

「大丈夫、もうついていないから」

「もう」
 と言いながら、カリーネは残りのサラダをもしゃもしゃと食べた。サラダの皿が空っぽになったところで、スープを一口飲む。

< 60 / 222 >

この作品をシェア

pagetop