【コミカライズ】【電子書籍化】婚約破棄された伯爵令嬢ですが隣国で魔導具鑑定士としてみんなから愛されています~ただし一人だけ溺愛してくる~
 カリーネは修理し終わった魔導具を元通りにし、ペッツォ工房で修理したという記録のための銘板を貼り付ける。これで、この魔導具の修理はおしまい。
 次の魔導具も同じように起動回路が動かないことを確認すると、外装を外して魔導回路から蓄魔力器を取り出す。測定器で魔力の大きさを測れば、やはり百。蓄魔力器を交換して、動作確認をして銘板を貼り付ける。それを残りの魔導具も同じように行っていく。

 カリーネの作業台の上に残ったのは、修理依頼の魔導具についていた蓄魔力器。
 表面上には八百という数値が書いてあるにも関わらず、ここにあるどれもが、魔力の大きさは百マジー。

 ハイケが言うには。
「魔導具を製造しているボルネマン商会も、蓄魔力器を製造しているリビー商会も、そんなことはしないわ。あそこの商会は、しっかりしているもの。きちんと、国の定期監査も受けているはず」

「師匠。ずっと気になっていたんですけど。このリビー商会のロゴ、微妙にこう、違くないですか? ここの丸みというか。いつもはこう、角ばったようなロゴな感じがするのですが」

「ちょっと待って。うちで使っているリビー商会の蓄魔力器を持ってくるから」

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