婚約破棄から始まる悪役令嬢の焦れったい恋愛事情
「ジュリエットとヨリを戻せば、ルビー様は許してくれるって……そう言ったじゃないか!!!」

「わたくしはそんな事を言っていないわ。言い掛かりはやめて頂戴」

「なんだと!?」

「あぁ、嘘をついてベルジェとジュリエット嬢を引き裂こうとした。君には元々チャンスはないよ……屋敷で大人しくしていれば良かったのに、利用する為に引き摺り出されたんだよ」

「リロイ様、いい加減な事を言わないで下さいませ。皆様が勘違いしてしまいますわ」


アイカとリロイの応酬は続いていき、リロイが攻めるものの、アイカも上手く理由をつけてははぐらかしていく。

ルビーとマルクルスの言葉に動じないアイカはフッと鼻で笑った後に口を開いた。


「聞き間違いじゃないかしら……?それにわたくしは断定した訳じゃない。可能性の話をしただけたよ」

「ーーーッ」

「そんな性格だから、皆様に愛想を尽かされるのよ……話はよく聞いた方がいいわ?」

「このっ……!!嘘吐きが……ッ僕を騙すなんて許されないぞ!!」

「ふん……」

「ふざけるなっ!ぶっ飛ばしてやる……ッ」
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