婚約破棄から始まる悪役令嬢の焦れったい恋愛事情
そしてリロイに恋愛相談をしたら最後……揶揄われて何を言われるか分からない。
モイセスに言えば何気ない会話の中でジュリエットの事がリロイにバレてしまうかもしれない。
故にモイセスにもジュリエットの事は言わないようにしていた。
けれどカイネラ子爵邸に何度か通っている事は流石にリロイに知られてしまったようだ。
何か余計なことをやるかもしれないと心配していたが「カイネラ邸ね……ふーん」と言っただけで、最近は不気味な程に静かなのである。
「リロイには……あまり関わらない方がいい」
「…………?」
「それよりもこれからの事を考えよう……!先ずは情報収集と、それから……最近のジュリエット嬢の様子はどうだ?」
「ジュリエットは更に、態度が柔らかくなった気がします。あの男に酷いことを言われて意識を失った時から、あの子の中で何かが変わったみたいで…………それに最近、よく斧を見つめてるって侍女達が言っていました」
「…………斧?」
「きっと彼が憎いのよ……!当然だわッ」
「そう、なのか」
「ですが殿下が助けて下さったお陰で、ジュリエットも……。本当にありがとうございます」
「あんな場面に居合わせたんだ。当然の事をしただけだよ」
「わたくし、殿下にはとても感謝しております。ジュリエットに嫌われなくて本当に良かった」
モイセスに言えば何気ない会話の中でジュリエットの事がリロイにバレてしまうかもしれない。
故にモイセスにもジュリエットの事は言わないようにしていた。
けれどカイネラ子爵邸に何度か通っている事は流石にリロイに知られてしまったようだ。
何か余計なことをやるかもしれないと心配していたが「カイネラ邸ね……ふーん」と言っただけで、最近は不気味な程に静かなのである。
「リロイには……あまり関わらない方がいい」
「…………?」
「それよりもこれからの事を考えよう……!先ずは情報収集と、それから……最近のジュリエット嬢の様子はどうだ?」
「ジュリエットは更に、態度が柔らかくなった気がします。あの男に酷いことを言われて意識を失った時から、あの子の中で何かが変わったみたいで…………それに最近、よく斧を見つめてるって侍女達が言っていました」
「…………斧?」
「きっと彼が憎いのよ……!当然だわッ」
「そう、なのか」
「ですが殿下が助けて下さったお陰で、ジュリエットも……。本当にありがとうございます」
「あんな場面に居合わせたんだ。当然の事をしただけだよ」
「わたくし、殿下にはとても感謝しております。ジュリエットに嫌われなくて本当に良かった」