初恋の記憶〜専務、そろそろその溺愛をやめてくださいっ!〜
わたしのすぐ隣の席で和服美人さんとメニューの事で話している専務に意識がいく。
…そう言えば専務って「かがみ」っていうんだよなぁ。
専務のスケジュールはほぼわたしが管理しているのでこちらから先方にアポイント等をとるとき、専務の名前を毎回口にするのだから物凄く今更なんだけれども。
『俺は、みなみちゃん。君にプロポーズすると約束するよ』
わたしの初恋。
…まさか、ねぇ。