白虎の愛に溺れ死に。
「…っ、い、く…っ」
「…」
何度目か分からない絶頂にぐったりとベッドにへばりつけば、匡は後ろから私を抱きしめて、こめかみにキスをした。
「莉音、最後。抱きしめながらシよ?」
体力は限界点を超えているけれど、甘えるようなその声色に…“拒否”という選択肢は残っておらず。
「匡…、好き。」
そう言って、匡の首元に腕を回すと、「多分俺の方が好きですよ。」なんて笑いながら抱き上げられた。
唇がヒリヒリするほど何度も重ねられたキスは、お互いの舌の動きが分かっているようにねっとりと隙間なく絡み合い、何度絶頂を迎えてもすぐに奥深くつながり合いたくなってしまう。
ゆっくりと体を倒して再び私をベッドに沈めた匡は、宝物でも見るような優しい瞳で「…可愛い。」と呟く。
髪の毛は汗でベトベト、ボサボサだし、顔だって涙と涎まみれで汚い。体も匡がたくさん跡をつけるから、痛々しいし…
…でも、彼は嘘を言っているわけではないのは分かった。伝わった。
目の前には彼だけがいて、彼の声しか聞こえなくて…
この瞬間だけはこの世界に二人しかいないんじゃないかって馬鹿なことを考えるほど…目の前の彼が愛おしい。
きっと匡も同じだから…。
この人なしでは生きていけないし、この人のためなら死んでもいい。
そんな、深い深い愛情の海に…私たちは共に沈んでいく。