白虎の愛に溺れ死に。
「はぁっ、…莉音、虐められれば虐められるほど中締め付けてくるんだけど?…っん、まじで淫乱。」
「…やだ、…あっ、ごめん、なさ…あっ、」
「ほら、…また締めた。っ、ん…まじで愛おしすぎんだけど。変態な莉音ちゃん、かっわいいね?」
「…あっ、ぁう、…きょ、ぉも…、あん、…ひやぁ、…」
“匡だって変態のくせに”なんて、この状況で言葉に出来るわけもなく、キッチン台になだれ込む私。
「まあね、…だから、変態同士、お似合いなんじゃない?」と、言葉にならなかったというのに汲み取られた私の言葉。
この青い瞳にはいつだってお見通し。私の全て、何もかも…匡に見られているし、見られていたいんだ。
ステンレスのキッチン台にへばりついていた私の肩を掴んで、グッと引き上げた彼は耳元で「狂っていいけど、へばんなよ?」と、掠れた声でつぶやいて、
「…あああ、…激し、」
「はっ…、…イきそ、」
弓でもしならせるように私の肩を掴んで今日一番激しく腰を突きつける。
匡の詰まった声を聞けば、心臓がきゅ、と締め付けられて、たまらない愛おしさが込み上げた。
どうしてこんなに好きなんだろう…愛おしいんだろう。
さっき匡が言葉にしてくれたみたいに、私も彼の好きなところを並べてみれば、きっとそれは尽きることはない。
「…匡、…きょお、…好き、全部…すき、」
「…っ、」
“全部好き”なんて、さっき匡が言っていたとおり簡単な言葉だ。
本当の気持ちは全然簡単じゃなくて、胸が張り裂けそうなほどの重さと大きさで、こんなにも体を蝕んでいるというのに…、
でも、言葉を尽くしても尽くしても…きっと尽きることはないから…
「…はぁ、っ、愛してるの…、全部…っん、」
結局、“全部”にたどり着いてしまうんだ。