白虎の愛に溺れ死に。
莉音からモノを抜いて、彼女の体を反転させた。
パシャ…と音を立てて彼女の体勢を反転させて、こちらにケツを突き上げさせる。
獣なら…この体勢が一番だろ?
「莉音、もっとケツあげて」
「…あっ、あああ、」
一気に最奥を突き上げた。
背中からうなじにかけての綺麗なラインが反り上がり、それはもう芸術的で部屋に飾りたいくらい美しい造形品。
「あっあ…待って、あっ、…止まって、匡…!」
「んー、何?気持ち良くない?じゃ、もっと頑張るな?」
「…ひゃ、!ダメ、気持ちい、から…!気持ちいいから、おかしくなっちゃう…から!」
おかしくなればいいじゃん。全然ダメじゃない。
「…あっ、また激しく…っぁ、」
「狂えよ、莉音。」
「ん、ん…ぁ、ひっ、………っ、」
「俺に狂っておかしくなって、ちゃんと溺れ死んで?」
肌がぶつかり合う音と水が弾ける音が混ざり合う。
冷たい水がお湯に感じ始めるほど…俺たちの行為は熱く。
猛暑の中、彼女の背中に伝う汗をべろりと長く出した舌で舐めとった。
「きょ、…ぅ、」
もう少しで絶頂であろうというころ。
啜り泣くようなか細い声で莉音が俺を呼んだ。
ゆっくりと振り返った莉音は生理的な涙で顔をぐちゃぐちゃにしていて、その切なげな表情に心臓がぐっと掴まれる。
「どうした、莉音。もうイきたい?」
「…ん、…ん、…いき、たい……けど、」
「…ん?」
「…ぎゅっして、いきたい、」
「…」
片手をこちらに伸ばして、甘ったるい声で、瞳で…そんな可愛いことを言う莉音は鬼だと思う。
いやさ…俺ももういきそうなのよ。
それなのに体位変えんの?とか思うけどさ…?
100点満点すぎるおねだりに、文句を言えるわけがない。