白虎の愛に溺れ死に。
Special story 3 ー白虎の獅子ー
「…莉音、お前さぁ……」
「…んっ、きょ、ぉ…」
「自分が誰の女か…分かってんの?」
「ご、ごめんな…さ、」
鼻腔をくすぐるアルコールの匂い。
ドレスのスリットからはだける足を匡に持ち上げられ、両手は頭の上に組み上げられる。
「…謝って済むかよ。」
「ひっ…く、…ごめ、…匡…、」
「…無理、許さない」
私の腰元に跨る匡はネクタイを緩めた右手で私の肩を硬いソファーに捩じ込み、首筋に思い切り噛み付いた。
「痛…っ、」と顔を歪めれば、ニヤリと口角を上げてからひりつく噛み跡に舌を這わす。
「…お仕置き。お前が誰のものか…誰が手に入れたのか…。分からせてやるから黙って受け入れろ、この浮気者が」
「…っ、」
青い瞳が鈍く光った。それはもう…その場の空気が凍ってしまうほど恐ろしく。