白虎の愛に溺れ死に。
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「林さま、お久しぶりです。」
「RISAちゃん、会えなくて寂しかったよー。今日は沢山癒してくれよ?」
「やだ、林さまったら。あんまりエッチなことしたらダメですよ?」
「いやぁ、我慢できるかなぁ?」
……確かにね、バイトを紹介して欲しいって言った。
すぐに働けて、すぐにお金もらえるお仕事なんてそうそうないし…、どんな仕事でもいいからって…テツにお願いしたよ?
でもさ、…まさかそのバイトが…
“キャバ嬢”だとは思わないじゃない?
「莉音ちゃんがきてくれて助かったわ。インフルエンザで何人か休んじゃって困ってたのよー」
「…はあ、」
「見るからに人気出そうだし、ヘルプにしておくの勿体ないんだけどまだ慣れないだろうし、指名受けた子のサポートだけしてくれればいいから。」
「分かりました。」
ヤクザに仕事を紹介してくれるように頼んだのだ。少し考えればこうなることは分かっていたはずなのに、考えが甘すぎた。
正直、匡以外の男性と至近距離で話す…なんて気が引けるけれど、匡の誕生日まで日が無く、他のバイトを探してコツコツお金を貯めるというのも現実的ではない。
基本的な接客内容を丁寧に教えてくれたママさんはとても良い人だし、人手不足で困っているのであれば、今更「やっぱり帰ります」なんて言えるはずもない。