白虎の愛に溺れ死に。
「さ、RIONちゃん、あそこのお客さん指名の女の子待ってるから、指名の子が来るまで早速接客行きましょうか?」
「は、はい…」
「大丈夫、緊張しないで?ちょっと手が出がちな人だけど、うまく逃げてちょうだいね」
「え?…手?」
手が出がち、とはどういうことか聞きたかったのだけれど、そんなことを聞く隙も与えずに私の背中をぐいぐい押すママにされるがまま。
「和田さま、失礼しますー。こちら、今日から入った新人のRIONです。お席つかせていただいてもよろしいですか?」
「じゅ、莉音です」
胸の谷間はガラ空きだし、ドレスの裾は長いものの、太ももの付け根あたりまで入ったスリットはすぐに下着が見えてしまいそうだし…
ソワソワしながらペコリと頭を下げると、和田さまと呼ばれたそのお客さんは、驚いたようにパッと目を開いて私を凝視した。
「えっらい、べっぴんさんが入ったねぇ、ママ!」
「ふふ、そうでしょう?すぐうちの看板になれそうなのに、短期が希望なのよねぇ。」
「そうなの?勿体ない!じゃあ俺がもっと長く居てくれるように口説こうかな?」
「あはは、是非そうしてください!じゃ、私はこれで。RIONちゃん、よろしくね?」
「はい」
ママにぽんと肩を叩かれて、その場に残された私。
控えめに「失礼します」と声をかけて和田さんの隣に座ると、先ほどママから教えてもらったとおりドリンクを作る。
「どうぞ」
「ありがとう」
「…っ、」
グラスを差し出した手の上に、ゴツゴツした中年の手が重なる。
どうすればいいのか分からず固まって「あの…」と和田さんを見上げる私に彼はニマッといやらしい笑みを浮かべた。
「ふふ、手が触れただけで戸惑っちゃって、見た目の割にウブなのかな?」
「……」
「それにしても本当に綺麗な顔をしてるね。スタイルもいいし…」
下から舐めるように全身を視姦される。
スリットから溢れる足、強調された胸元の白い膨らみ。
「見てほしいから露出しているんだろ?」と言わんばかりに、無遠慮に見てくるから気分が悪い。