磁石な恋 ~嫌よ嫌よは嫌なだけ?~
楽しそうに話す悠馬の言葉に真海は動揺した。

──·─随分具体的に考えてるんだな・・・なんかもうそうなるのが自然な感じ・・・。

真海の家族と自分の家族がわいわいと食事を囲むところを思い浮かべていた悠馬はハッとした。

───あ、やべ、俺勝手に盛り上がり過ぎた。まだプロポーズもしてないのに。前のめり過ぎなんだよな。来年の夏の花火大会にメッセージ花火でプロポーズするって決めたのに。一生のパートナーが本当に俺でいいか真海にじっくり見極めてもらってから・・・。

悠馬が揺れる真海の瞳を見ていると入り口に誰かが近づいてくる音がした。

「えっ!?もう皆帰ったはずなのに!どうしよ!」

「お、お前とりあえず隠れろ!」

「ちょ!?」

真海を近くのデスクの下に押し込んだ瞬間ドアが開いた。
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