悪徳転生公女の他国王太子妃生存計画~それでも王太子を愛してしまいました
言ってしまった…。
瞬く間にアシュトンが赤く染まる。
「もしかして、他国の悪女ではなく、自国の血を王家に入れたいとお考えなら、リュートン令嬢様を側妃とされたいとお考えなら、わたしは…ただのお飾りでも…」
「そんなわけないだろう!俺は。俺はただ。お前が子どもを産むと死んでしまうのではないかと…」
「え?」
「体が弱いお前が、子を10か月も腹の中で育てるなど、信じられなくて、子をなすよりお前が俺の前からいなくなる方が…耐えられないから…だから」
アシュトンは一度言葉を切ると、ガシッとオフィーリアの両肩を持ち、自分のほうへオフィーリアを向けた。
「けれど、キンバレー殿がもう大丈夫だと言ったではないか。きょうから俺は、存分に…」
「ぞ、存分にですか?」
その言葉がはずかしくて頬が赤くなるのがわかったけれど、オフィーリアはまっすぐにアシュトンを見つめていた。
「オフィーリア。俺の子を産んでくれるか?」
アシュトン様。。。
「はい。アシュトン様」
オフィーリアがコクリとうなづくと、アシュトンはゆっくりとオフィーリアの唇に自らの唇を重ねた。
そのシルエットが日が傾きかけた水辺に反射して、重なっていくのをオーガスタスは屋敷の窓から眺めていた。
これで俺も肩の荷が下りたよ。オフィ・・・。
瞬く間にアシュトンが赤く染まる。
「もしかして、他国の悪女ではなく、自国の血を王家に入れたいとお考えなら、リュートン令嬢様を側妃とされたいとお考えなら、わたしは…ただのお飾りでも…」
「そんなわけないだろう!俺は。俺はただ。お前が子どもを産むと死んでしまうのではないかと…」
「え?」
「体が弱いお前が、子を10か月も腹の中で育てるなど、信じられなくて、子をなすよりお前が俺の前からいなくなる方が…耐えられないから…だから」
アシュトンは一度言葉を切ると、ガシッとオフィーリアの両肩を持ち、自分のほうへオフィーリアを向けた。
「けれど、キンバレー殿がもう大丈夫だと言ったではないか。きょうから俺は、存分に…」
「ぞ、存分にですか?」
その言葉がはずかしくて頬が赤くなるのがわかったけれど、オフィーリアはまっすぐにアシュトンを見つめていた。
「オフィーリア。俺の子を産んでくれるか?」
アシュトン様。。。
「はい。アシュトン様」
オフィーリアがコクリとうなづくと、アシュトンはゆっくりとオフィーリアの唇に自らの唇を重ねた。
そのシルエットが日が傾きかけた水辺に反射して、重なっていくのをオーガスタスは屋敷の窓から眺めていた。
これで俺も肩の荷が下りたよ。オフィ・・・。