悪徳転生公女の他国王太子妃生存計画~それでも王太子を愛してしまいました
そのあと一旦部屋を出て公務をこなしたアシュトンは夜になり部屋に戻るとオフィーリアとの2人の晩餐を楽しんだ。

その小さな口で、ヒラリヒラリと美味しそうに食事を口に運ぶ様子を見ていると、その口を自分の口で塞ぎたくなってくる。

食べ物より俺を見ろと思っている自分の重症度に頭を抱えたくなるが、仕方ないのだ。
ずっと我慢していたのだから。
許してほしい。

食事の後も早くオフィーリアを抱きしめたくてうずうずしながらお風呂に入っているオフィーリアを待ち、綺麗になって出てきたオフィーリアを胸に抱きしめ、ベッドの中に早々、潜り込んだ。

「アシュトン様。息が…できない」

ギュッと抱きしめすぎていたらしい。

「あー。すまん」

少し手を緩めるとオフィーリアを見つめる。

アシュトン様と名前で呼んでくれたことにも、この部屋からずっとですにいてくれたことも、全てに置いて嬉しすぎて昨日の昼までの自分達なら考えられないと思うとやはりまた抱きしめてしまう。

「アシュトン様?」

上目遣いで見てくるので我慢できなくなってキスするとまた可愛らしい声をあげるのでついスケスケの夜着をハラリと取ってしまう。

オフィーリアを見つめるとまんざらでもなさそうで…

「ゆっくりやるから…いいか?」

そしたらコクリとうなづいて…


「一度だけですよ。明日は公務にでなければなりませんから」

あーもう…
どうして最初からちゃんと向き合わなかったんだ。
こんなにかわいいオフィーリアを会うこともせず噂だけ信じていた自分が呪わしい。

そのまま理性を保てる限りゆっくりと、アシュトンはオフィーリアを歓喜の淵に誘った。

だんだん…女の悦びに目覚めていくオフィーリアを…
自分が悦ばせていると思うとたまらない。

結局その日も歓喜に溺れ、オフィーリアは朝にはぐったりと深い眠りについていた。

やっちまった…

まあ…仕方ない。

そのままオフィーリアを残し、アシュトンは朝早くから公務へと急いだのだった。
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