天涯孤独となったはずなのに幸せに溢れています
膝立ちした私の胸元に顔を埋め、抱きしめられるとドキドキした。

「茉莉花の初めては俺がもらっていい?」

私が頷くと彼は顔を上げ優しい笑顔を向けられた。

「優しくする。嫌なら言って。茉莉花の嫌なことはしたくない」

「大丈夫。私ももっと啓介さんを感じたい」

すごく恥ずかしいけど、正直な気持ちを伝えなければいけないと思い言葉にすると、彼はますます破顔した。

「俺もだ。俺も茉莉花を感じたい」

彼は私を抱き上げてソファからベッドへ運ぶ。
カーテンを閉めるため私から一度離れてしまうのがもどかしく、寂しい。一瞬なのに彼から離れることがこんなにも胸が苦しくなるなんて想像もつかなかった。
彼がベッドに上がってくると私から彼に手を伸ばした。
彼はこの手に応えるよう私をぎゅっと抱きしめるとキスをし始めた。今までのものよりも甘いキスで、瞼や鼻、頬や耳と彼の唇を感じるだけで胸の奥がギュッとなり苦しくなった。
そのうちに彼の手は私のパジャマの中へと潜り込んできてお腹をなぞり始めるがそのうちに手は上の方へ上がってきて、布ごしに優しく触られる。胸の先端を軽く摘まれ私は身体を捩らせてしまうと、彼の手は背中に回り、ブラのホックを外された。胸の支えがなくなり解放的になると彼の手は布の中に入り込み直接胸を揉み始めた。彼の手に包まれ、時折先端を擦られると私はまた身体を捩ってしまうが彼の唇は私の唇から離してくれずどこに集中すればいいのかわからない。
彼は急にパッと身体を起こすときていたシャツを脱ぎ捨てていた。
そして私のパジャマをたくしあげると胸に顔を寄せ口に含ませていた。先端を舌で転がされ、反対側はやわやわと揉みしだかれつい声が出てしまった。

はぁ、ん。
あぁ……ん。

自分の声とは思えず、思わず手を口に当てると彼の空いていた手は私の手をシーツに縫いとめた。

「茉莉花の声が聞きたい」

彼のその声を聞いて私のお腹はキュンと疼いてきた。この感覚は何?
急に怖くなり私は彼の手を握りしめた。
すると彼も感じたのか私の顔に戻ってきて優しくキスをする。
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