❤️俺様外科医の溺愛、俺の独占欲に火がついた、お前は俺が守る
「では、奥へどうぞ」

結城さんは奥の部屋に案内してくれた。

「どうぞ、お座りください」

「赤ちゃんが出来たんです」

「そうですか、おめでとうございます」

「いま、二ヶ月目で安定期に入るまで、十分に気をつけてくださいって言われました」

「そうですか、でもなんで自分に報告をしてくれたんですか」

「分かりません、そうですよね、すみません、急に押しかけて」

「お送りします」

何故だかわからないけど、私はもう少し一緒にいたかった。

「あのう、もう少しだけ、一緒にいたいです」

結城さんは全く私と目を合わせようとしない。

「あのう、この子の父親は外科医なんです、優しくて、いつも私を守ってくれました、
でも、事故にあって亡くなりました」

「それはお気の毒に」

「でも私、どこかで生きてるような気がするんです」

結城さんはずっと私に背を向けたままだった。

「今日はもう帰ります、でもまた私とおしゃべりしてくださいね」

「ではお送りします」

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