お転婆姫は命がけ。兄を訪ねて三千里!
「歴史で習いますからね。かつて島国だったデロスがある時からパレマキリアと地続きになり、パレマキリアがデロスの所有権を主張して、自国の半島の一部だと主張し続けていると。エクソシアの航海日誌には、デロスは島国で、海の女神の神殿があり、すべての海の恵みは、デロスの姫巫女の祈りのおかげだと習います」
「パレマキリアもそうしてくれると良いんですがね。王宮を守る近衛の隊長である自分が、私情で王宮を離れるわけには行きません。今は、姫も海の神殿に籠もられていますから、あちらの警護にも人をさかなくてはならないし」
「そうか、お姫様は、神殿に籠もってるんでしたっけ?」
「はい」
「美しいお姫様ですよね? 太陽のように光り輝く姿を遠くから見たことがあります。あの、白銀の狼と、黄金色に輝く愛犬ですか? 神秘的だったなぁ・・・・・・」
カルヴァドスはしみじみと言った。
「イエロス・トポスから贈られた白銀の狼、ラフカディオと姫の愛犬のアイゼンハイムです」
「でも、姫が一番神秘的でお美しかった」
カルヴァドスは懐かしむように言った。
その時になって、初めてアルフレッドはカルヴァドスに疑問を持つようになった。
「どうして、昨日、助けてくれたんですか?」
「別に、ただ、通りかかっただけです。通りがかりには、弱い者虐めに見えたんで。でも、よく見たら、違ったようで・・・・・・。でも、やりにくくないですか? 姫との婚約で、隊長になったって、前に酒場で耳にしたことがあるんです。その髪の色といい、あなたはデロスの人じゃないですよね?」
「ええ、先祖がタリアレーナから帰化したので。自分は生まれながらのデロスの民ですが、先祖は違います」
「パレマキリアもそうしてくれると良いんですがね。王宮を守る近衛の隊長である自分が、私情で王宮を離れるわけには行きません。今は、姫も海の神殿に籠もられていますから、あちらの警護にも人をさかなくてはならないし」
「そうか、お姫様は、神殿に籠もってるんでしたっけ?」
「はい」
「美しいお姫様ですよね? 太陽のように光り輝く姿を遠くから見たことがあります。あの、白銀の狼と、黄金色に輝く愛犬ですか? 神秘的だったなぁ・・・・・・」
カルヴァドスはしみじみと言った。
「イエロス・トポスから贈られた白銀の狼、ラフカディオと姫の愛犬のアイゼンハイムです」
「でも、姫が一番神秘的でお美しかった」
カルヴァドスは懐かしむように言った。
その時になって、初めてアルフレッドはカルヴァドスに疑問を持つようになった。
「どうして、昨日、助けてくれたんですか?」
「別に、ただ、通りかかっただけです。通りがかりには、弱い者虐めに見えたんで。でも、よく見たら、違ったようで・・・・・・。でも、やりにくくないですか? 姫との婚約で、隊長になったって、前に酒場で耳にしたことがあるんです。その髪の色といい、あなたはデロスの人じゃないですよね?」
「ええ、先祖がタリアレーナから帰化したので。自分は生まれながらのデロスの民ですが、先祖は違います」