お転婆姫は命がけ。兄を訪ねて三千里!
「そうですね。こんなに美しい太陽、初めて見ました」
アイリーンの受け答えは噛み合っていなかったが、カルヴァドスはアイリーンを抱きしめた。
「必ず、目的地に俺が送っていくから・・・・・・」
「ありがとうございます」
アイリーンは胸の高鳴りがカルヴァドスに聞こえてしまうのではと心配しながらお礼を言った。
「約束のキスをしても?」
カルヴァドスの問いに、先日、ダリウス王子に強引にされた口付けの生々しい記憶がよみがえったが、アイリーンは無言でコクリと頷いた。
「ありがとう、レディ」
カルヴァドスは言うと、アイリーンの額にキスを落とした。
「今日は、これで我慢する。いつか、レディが俺と本当に口付けしても良いって思ってくれたら、その日が、タリアレーナに着く前に来ると良いんだが、その時まで、唇にはキスはしないから、心配しなくていい」
「ありがとうございます。この間、婚約者の人に、強引に口付けされて、すごく嫌だったんです」
アイリーンは、言うつもりの無かった事をポロリと漏らした。
「俺は、無理矢理に何かをするのは嫌いなんだ。だから、安心して良い。俺は、無理矢理キスするようなレディの婚約者とは違うから。取り敢えず、船室に行こう。まだ、レディは眠いだろ?」
カルヴァドスはアイリーンの手を引いて船室へと案内した。
甲板の下に向かうものだと思っていたアイリーンは、船の真ん中から船首を望む一段高いところにある船長室の下にある部屋へと案内された。
船長室の真下は軍艦で言えば士官の食堂かサロン荷なる部屋で、その後ろ側に縦長の部屋が左右の壁合わせで二室あり、船首から向かって左の部屋、つまり、繋留中は海に面している部屋がカルヴァドスの部屋だった。
アイリーンの受け答えは噛み合っていなかったが、カルヴァドスはアイリーンを抱きしめた。
「必ず、目的地に俺が送っていくから・・・・・・」
「ありがとうございます」
アイリーンは胸の高鳴りがカルヴァドスに聞こえてしまうのではと心配しながらお礼を言った。
「約束のキスをしても?」
カルヴァドスの問いに、先日、ダリウス王子に強引にされた口付けの生々しい記憶がよみがえったが、アイリーンは無言でコクリと頷いた。
「ありがとう、レディ」
カルヴァドスは言うと、アイリーンの額にキスを落とした。
「今日は、これで我慢する。いつか、レディが俺と本当に口付けしても良いって思ってくれたら、その日が、タリアレーナに着く前に来ると良いんだが、その時まで、唇にはキスはしないから、心配しなくていい」
「ありがとうございます。この間、婚約者の人に、強引に口付けされて、すごく嫌だったんです」
アイリーンは、言うつもりの無かった事をポロリと漏らした。
「俺は、無理矢理に何かをするのは嫌いなんだ。だから、安心して良い。俺は、無理矢理キスするようなレディの婚約者とは違うから。取り敢えず、船室に行こう。まだ、レディは眠いだろ?」
カルヴァドスはアイリーンの手を引いて船室へと案内した。
甲板の下に向かうものだと思っていたアイリーンは、船の真ん中から船首を望む一段高いところにある船長室の下にある部屋へと案内された。
船長室の真下は軍艦で言えば士官の食堂かサロン荷なる部屋で、その後ろ側に縦長の部屋が左右の壁合わせで二室あり、船首から向かって左の部屋、つまり、繋留中は海に面している部屋がカルヴァドスの部屋だった。