悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
「でもあの二人って……何か、変じゃない?」
「……?」
「彼らはダリル殿下の側近候補になるほど優秀だったんでしょう?」
「あぁ」
「それが突然、人が変わったみたいに振る舞うかしら」

以前、心優しいトリニティがダリルの婚約を機に性格がガラリと変わったように、真面目で知的なケールと正義感が強く曲がった事が嫌いなサイモンも、真逆な行動を取っている。
余りにも稚拙な行動と異常な執着。
周囲を顧みない言動や過激な愛情は以前のトリニティと同じだと思った。
となると、考えられるのはただ一つだ。

「もしかして、身近に悪魔がいたりして」
「…………その仮説は悪くないな」
「貴方程の人が、すぐにこの事に気づかないのかが不思議だわ」
「悪魔に近付かないように、またメーティスが小細工でもしてるんじゃねぇか?」
「……女神様も大変ね」
「いや、そこは俺の心配をしろよ」
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