悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
「それにダリル殿下は将来、素敵な御令嬢と恋に落ちますわ! 学園とかで! わたくしはそんな予感が致します。きっとそこで素晴らしい出会いがあると思うのです!」
「学園……?」
「お互い頑張って運命の相手を見つけましょうね!」

そう言って、有無を言わせぬ笑顔を作る。
必殺『お前は完全に眼中にないからサヨナラ……でもちゃんとお前の幸せも願ってるからな』という悪い印象を与えずに自分の意見を押し通す最高の作戦である。
ここは完全にトリニティペースだろう。
場を掴んだトリニティに怖いものなどない。
あとは適当に会話を繋いで、はいサヨナラだ。
幸い、ダリルが此方に深く興味を持っている様子はない。
ただ偶々、好きなものが一致してしまったというだけで……。
優雅に紅茶を飲みながら微笑んでいた。
もう完全に勝った気分で居た為、何も考えずに場を繋ぐ為に口を開く。

「ダリル殿下の好きなタイプは、どんな方なのですか?」
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