悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
(気の所為、きっと大丈夫……)
けれど不安は日に日に強まっていく。
トリニティに言ってみるものの「今まで育てて下さったお父様とお母様に恩返しがしたいの」と笑うだけで、聞く耳を持ってくれない。
トリニティは優しくて純粋過ぎるのだ。
マークとイザベラもそんなトリニティの言葉を聞いて喜んでいるようだった。
(ケリーがどうにかしなければ……!)
しかし何もできないまま、顔合わせ当日になってしまった。
まだチャンスがあるかもしれない。
ダリルの婚約者になって欲しくないと強く思うのだ。
意を決してトリニティの部屋を訪ねた時だった。
鏡の前にいるトリニティが此方を向いた。
どうにかして説得できないかと考えていたが、まさかの心変わりに驚くのと同時に嬉しくて堪らなかった。
「……今日のお嬢様はいつもと違いますね」
「そ、そんな事ないわ! それよりも聞いてケリー! わたくし、ケリーの言葉で気付いたの……ダリル殿下に嫁ぐ事だけが全てじゃないって」
「お嬢様……ケリーの言う事に耳を傾けて下さるのですか!?」
「えぇ、勿論」
「ケリーは感激です!」
「わたくしはケリーについて行くわ!」
「お嬢様……ッ!」
(お嬢様、急に心変わりをされてどうされたのでしょう……でも、とても安心します)
けれど不安は日に日に強まっていく。
トリニティに言ってみるものの「今まで育てて下さったお父様とお母様に恩返しがしたいの」と笑うだけで、聞く耳を持ってくれない。
トリニティは優しくて純粋過ぎるのだ。
マークとイザベラもそんなトリニティの言葉を聞いて喜んでいるようだった。
(ケリーがどうにかしなければ……!)
しかし何もできないまま、顔合わせ当日になってしまった。
まだチャンスがあるかもしれない。
ダリルの婚約者になって欲しくないと強く思うのだ。
意を決してトリニティの部屋を訪ねた時だった。
鏡の前にいるトリニティが此方を向いた。
どうにかして説得できないかと考えていたが、まさかの心変わりに驚くのと同時に嬉しくて堪らなかった。
「……今日のお嬢様はいつもと違いますね」
「そ、そんな事ないわ! それよりも聞いてケリー! わたくし、ケリーの言葉で気付いたの……ダリル殿下に嫁ぐ事だけが全てじゃないって」
「お嬢様……ケリーの言う事に耳を傾けて下さるのですか!?」
「えぇ、勿論」
「ケリーは感激です!」
「わたくしはケリーについて行くわ!」
「お嬢様……ッ!」
(お嬢様、急に心変わりをされてどうされたのでしょう……でも、とても安心します)