悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
「どうされたのですか、マークお父様?」
「ふ、ふむ……」
「イザベラお母様……?」
「……うふ、ふ」

何故か不自然な程に返答を渋る二人に首を傾げた。
(怪しい……)
そう思って目を細めながら様子を伺っていた。

「トリニティ、あのー……あれだ」
「??」
「か、顔合わせの件だがな……」

マークが気不味そうに視線を逸らした。

「全て、は……っ、はっ」
「は……?」
「……白紙に、なってしまってな」
「えぇっ!? どうしてですか!?」

『白紙』その言葉に愕然としていた。
もう日取りを決めて、後は会うだけだというのに一体何が起こったのだろうか。

「わたくしが……気に入らなかったのですか?」
「何言っているのトリニティちゃん! うちのトリニティちゃんは天からの贈り物なのよ!? 気に入らないなんていう奴がいたらわたくしがピーーを踏み潰してやるわ!」
「私もだ! トリニティの為だったらそんな野蛮な奴らはピーーーーしてやるからなッ」
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