悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
ケリーを連れてプリプリと頬を膨らませながら部屋へと戻っていくトリニティを見送った二人は大きく息を吐き出した。
なんとか場は収まったけれど、トリニティは全く納得はしていないようだ。
「マーク、よく頑張ったわ……!」
「イザベラ、見たか!? トリニティの可愛らしい表情の数々を!」
「えぇ! 目に焼き付けたわ! とても可愛かったもの」
二人は胸元を押さえながら「はーっ」と息を吐き出した。
娘の成長は嬉しいし、婚約に積極的な姿勢も有難いが、今回ばかりは喜んでばかりはいられなかった。
「どうするの? どうやってトリニティちゃんにあの件を伝えればいいのかしら」
「上手く誤魔化すしかあるまい……王家から直々の申し出だ。断る訳にもいかないだろう」
トリニティが幸せになれるようにと全力で動いていた。
公爵家の次男、伯爵家の三男……まだ結婚を考えていない女嫌いの騎士。
トリニティの『嫁ぐ』という願いを叶えてあげたかったが、大切な娘は侯爵家にずっといて欲しい。
そんな二人の願いもうまく組み込まれた縁談を準備していた時だった。
気合十分で顔合わせの日程を組み立てていた二人の元に一通の手紙が届いた。
なんとか場は収まったけれど、トリニティは全く納得はしていないようだ。
「マーク、よく頑張ったわ……!」
「イザベラ、見たか!? トリニティの可愛らしい表情の数々を!」
「えぇ! 目に焼き付けたわ! とても可愛かったもの」
二人は胸元を押さえながら「はーっ」と息を吐き出した。
娘の成長は嬉しいし、婚約に積極的な姿勢も有難いが、今回ばかりは喜んでばかりはいられなかった。
「どうするの? どうやってトリニティちゃんにあの件を伝えればいいのかしら」
「上手く誤魔化すしかあるまい……王家から直々の申し出だ。断る訳にもいかないだろう」
トリニティが幸せになれるようにと全力で動いていた。
公爵家の次男、伯爵家の三男……まだ結婚を考えていない女嫌いの騎士。
トリニティの『嫁ぐ』という願いを叶えてあげたかったが、大切な娘は侯爵家にずっといて欲しい。
そんな二人の願いもうまく組み込まれた縁談を準備していた時だった。
気合十分で顔合わせの日程を組み立てていた二人の元に一通の手紙が届いた。