悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜


「こ、こんにちは……! コンラッド、です」
「トリニティ・フローレスです。よろしくね、コンラッド」

トリニティは、なるべく怖がられないようにと優しい笑顔でコンラッドと握手する。
コンラッドの髪は薄桃色ではなく濃い桃色の髪にグレーの瞳である。
攻略対象者の為、覚悟はしていたが大変可愛らしい。

(はぁあぁ、美少年って最高に目の保養よね……空気が美味しいわ)

コンラッドは大きな目を開いて、伺うように此方を見ている。
パッチリお目々の小動物顔で恥ずかしそうにモジモジしているのが、また最高のスパイスとなっていてとても愛らしい。
可愛さでいうと、ダリルの比ではない。
あまりのコンラッドの可愛さにデレデレしないように、必死に顔の表情筋を引き締めていた。
ピクリ、ピクリと定期的に動く顔の筋肉を押さえるように口元に持っていき首を背けた。
(やばい……ニヤけるのが止まらない)

「トリニティちゃん……!」
「トリニティなりに、コンラッドと仲良くしようとしているのか。なんでいじらしいんだッ!」
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