悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
それにダリルの性格にも何らかの大きな変化があったようだ。
俺様で冷たい設定の筈が、ダリルはすっかり大人っぽくて紳士的になり、トリニティと渡り合えるほどに的確に返事を返してくるし、隙があればどんどんと責めてくる。
絡んでくる令嬢達も、冷たく接する事もなく笑顔で躱していた。
トリニティになってから実際にエスコートをされたのは初めてであったが、ダリルのエスコートはマナー講師のように模範的で完璧だった。
たった一年会わないだけでも子供は知らない人のように成長するものだ。
親戚の子供がそうだったが「やーい、追いかけてこいよ! クソババア~」とか言っていた生意気な少年が、一年後には何も喋らないか、返事は頷くだけになったりするのだ。
(さて、どうする……? 考えろトリニティ! まだ間に合う! 考えろ)
瞬時に計算して叩き出した答えは……。
「わたくしは……っ、わたくしには……好きな人がいるので無理なのですッ!」
「好きな人……?」
「オホホ、ゴホッ、ゴホ……申し訳ありませんわ! なのでダリル殿下のお気持ちに答えることは出来ませんの。たぶん、ずっと、一生ッ!」
俺様で冷たい設定の筈が、ダリルはすっかり大人っぽくて紳士的になり、トリニティと渡り合えるほどに的確に返事を返してくるし、隙があればどんどんと責めてくる。
絡んでくる令嬢達も、冷たく接する事もなく笑顔で躱していた。
トリニティになってから実際にエスコートをされたのは初めてであったが、ダリルのエスコートはマナー講師のように模範的で完璧だった。
たった一年会わないだけでも子供は知らない人のように成長するものだ。
親戚の子供がそうだったが「やーい、追いかけてこいよ! クソババア~」とか言っていた生意気な少年が、一年後には何も喋らないか、返事は頷くだけになったりするのだ。
(さて、どうする……? 考えろトリニティ! まだ間に合う! 考えろ)
瞬時に計算して叩き出した答えは……。
「わたくしは……っ、わたくしには……好きな人がいるので無理なのですッ!」
「好きな人……?」
「オホホ、ゴホッ、ゴホ……申し訳ありませんわ! なのでダリル殿下のお気持ちに答えることは出来ませんの。たぶん、ずっと、一生ッ!」