悪役令嬢、モブ目指します!〜最短ルートを突き進もうとした結果、溺愛が止まりません〜
(ダリルside)
「いえ、僕の方こそすみません。トリニティ様の言う通りです……自分だけ勝手に盛り上がってしまって」
「は、えっ……?」
「貴女の気持ちも考えずに、自分さえ良くなればトリニティ様が手に入ると思っていたんです……そんな訳ないのに」
「い、いえ」
子供相手に大人気ないかと思いきや、意外と冷静に返されて戸惑っていた。
しかし声は明らかに暗くなっている。
俯いている為、表情は窺い知る事は出来ないが、まるで怒っているようなダリルの雰囲気に押されていた。
(どうしよう……! つい勢いでやらかしてしまったッ)
そんな時、ナイスなタイミングで侯爵邸に馬車が到着する。
「…………」
「あの、ダリル殿下……?」
「ダリル殿下、フローレス侯爵邸に到着致しましたよ? トリニティ様がお待ちです」
「……リュート? あぁ、すまない」
リュートの声に反応したダリルは一瞬で笑みを作り上げるとトリニティをエスコートする為に手を伸ばす。
(切り替え早ッ! でもなんかやっぱり怖い……)
門まで送ってもらい、軽く会釈をしたダリルは背を向けて去っていく。
そんな後ろ姿を見送った後、トリニティはそそくさと屋敷の中に入ったのだった。
「いえ、僕の方こそすみません。トリニティ様の言う通りです……自分だけ勝手に盛り上がってしまって」
「は、えっ……?」
「貴女の気持ちも考えずに、自分さえ良くなればトリニティ様が手に入ると思っていたんです……そんな訳ないのに」
「い、いえ」
子供相手に大人気ないかと思いきや、意外と冷静に返されて戸惑っていた。
しかし声は明らかに暗くなっている。
俯いている為、表情は窺い知る事は出来ないが、まるで怒っているようなダリルの雰囲気に押されていた。
(どうしよう……! つい勢いでやらかしてしまったッ)
そんな時、ナイスなタイミングで侯爵邸に馬車が到着する。
「…………」
「あの、ダリル殿下……?」
「ダリル殿下、フローレス侯爵邸に到着致しましたよ? トリニティ様がお待ちです」
「……リュート? あぁ、すまない」
リュートの声に反応したダリルは一瞬で笑みを作り上げるとトリニティをエスコートする為に手を伸ばす。
(切り替え早ッ! でもなんかやっぱり怖い……)
門まで送ってもらい、軽く会釈をしたダリルは背を向けて去っていく。
そんな後ろ姿を見送った後、トリニティはそそくさと屋敷の中に入ったのだった。