ヤンデレ令嬢、大好きだった婚約者とサヨナラします!

「‥‥そんなのは、お前が可愛いからに決まっているだろう?」

「どんなところが好きですか?」

「全てだ」


ベアトリスのマーヴィンへの過剰な愛情の原因は、元々のベアトリスの性格や取り巻く環境もあるだろうが、一番はブランドなのかもしれない。
ブランドはベアトリスを当たり前のようにストーカーしている。
そしてベアトリスの全てを当然のように把握している。

だが、ベアトリスは特に気にしていない。

毎日毎日、飽きることなく「可愛い」「天使」「世界一だ」とベアトリスを全力で褒め称える。
それも先程のように真顔でよく分からない事を当然のように言いながら‥。

ベアトリスの父と母も一人娘であるベアトリスを溺愛している為、ブランドを咎める事も止める事も無かった。

ベアトリスは当たり前のようにブランドの異常ともいえる愛を受け入れていたが、マーヴィンはベアトリスの常軌を逸する愛情にドン引きした。
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