【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜
「千歳……」
私を好きになってくれて、ありがとう。 私は千歳に感謝してる。
千歳がいることで、私は救われる。千歳がいるから、楽しいと思える。
「……大好きだよ」
思わず、千歳との写真をぎゅっと抱きしめる。
「ほんと、大好き」
こんなに千歳のことを好きになれるなんて、思ってもなかったよ。 千歳のことを大嫌いだった日があまりにも長くて、顔見るたびにムカつくな思ってた。
いや、まあ今でムカつくと思う時はたまにあるけども……。でもそれも千歳なりの愛情表現なんだということが分かってからは、ちょっとそれも嬉しいものだと思ってる。
だって千歳は素直じゃないし、意地悪いし、ドSだけど。 でもそれも、私にとってはもう当たり前になっている。
私はそんな千歳のことが、とにかく好きなんだと実感している。不思議なくらい、千歳のことが好き。
「桃子、風呂出たぞ?……桃子?」
いつの間にか千歳はお風呂から上がったようで、私を不思議そうに見ている。
「あ、出たの……!?」
「なんで写真なんて抱きしめてんだよ」
千歳の問いかけに、私は「べ、別に……!」と写真を再び棚に戻す。
「なんだ。俺のこと恋しかったのか?」