【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜
「またちゃんと元気になったら、どっか行くか」
私は念を押すように「治ったらね」と千歳を見つめる。
「分かってる。ちゃんと治す」
その一言に「うん」と頷いてみせる私に、千歳は「早く治さないと、お前を抱けないからな」と意地悪そうに笑みを浮かべる。
「ちょ、ちょっと!」
でもまあ、意地悪なことを言えるくらい体調も良くなったってことで、いいかな?
「早く抱きたいよ、お前を」
「……そんなの、いつでも抱けるでしょ」
と言ってみたものの、やっぱり抱いてもらえないのは寂しいとさえ思ってしまった私。
やっぱり私は、それだけ千歳に心も身体も奪われてしまったということなのだろうか?
悔しいけど、多分そうだ。 私はいつの間にか、千歳に抱いてもらえることも、キスをしてもらえることも当たり前になっているんだ。
もうとことん、千歳にその欲望を支配されてしまっている。……そう考えると、なんか悔しいけど。
「お前を抱いてる時が、俺は特に幸せだと感じてるから」
「え……?」
千歳のその暖かい温もりが、私の心までも潤してくれる。
「桃子、お前は俺にとって最高の女だ」
そんな言葉を真剣に言われたら……。