【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜
千歳から初めてもらったプレゼントは、結婚指輪だった。結婚指輪をプレゼントしてもらって以来、プレゼントはなかったな。
でもやっぱり、誕生日にもらえるプレゼントは特別なものだから、千歳からもらったものはなんでも嬉しいのが事実だ。
「桃子が欲しいと思うもの、なんでもいいから」
「う、うん。……ありがとう」
私が今一番欲しいものか……。確かにいくつか、欲しいものはある。
ブランドのバッグも欲しいなと思ったものがあるし、新しいお財布だって欲しい。
でもそれは、自分でも買えるものだからな。そうだな、強いて言うなら……。
「……子供」
「ん?」
「う、ううん。なんでもない」
私、最近ひそかに子供が欲しいなって思ってるんだよね。 よく買い物とかに行くと、小さい子供たちをよく見かける。
子供ってとにかく可愛い。幸せな家族たちを見ていると、私もいつかあんな風になりたいな、なんてどこかで思ってしまっている。
子供なんてまだ先の話かもしれないけど、いつかそれを望みたい。 いつになるのかは分からないけど。
「じゃあ、こういうのはどう?」
「ん?」
私は千歳に「千歳が私のために、プレゼント選んでよ」と伝える。