【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜
「桃子、なに考えてんだよ?」
「えっ?」
「考えごとしてただろ?今」
千歳には何でもバレちゃうんだな。私の心を読んでいるみたいに。
「千歳はすごいね」
千歳は私の言葉を聞いて「はっ?何がだよ」と不思議そうに聞き返して来る。
「ん?色々とだよ」
「色々ってなんだ」
「色々は、色々だよ」
そんな夫婦の会話をする私たちは、それだけで楽しいと思える。
「ねぇ、千歳」
「ん?」
「お腹空いたね」
ホームセンターで買い物をしている時、お腹が空いてしまってそう口にする私に、千歳は「お前朝、朝ごはん食ったろ? 食いしん坊だな」と、カートを押しながら笑っている。
「だってパン一枚だよ?お腹空くに決まってるよ」
朝ごはんにハムエッグしか食べてない私のお腹は、容赦なくお腹が空く。
「ねぇ、この近くに美味しいお蕎麦屋さんがあるんだって。行ってみない?」
「蕎麦か。 まあ、たまにはいいかもな」
「日本人は蕎麦だよね。 じゃあ決まり!」
ホームセンターでの買い物を終えた私たちは、この近くにあるというお蕎麦屋さんへと車を走らせた。
車で走ること十分ほとで、目的地のお蕎麦屋さんに到着した。
「ここかな?」