【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜


「ほら、やっぱりツンデレだな」

「……アンタ、相当ド変態野郎だね」

 呆れたような表情を見せると、千歳は「そうみたいだな。俺はお前の全部が好きみたいだからさ、なんか興奮するんだよな」とニヤニヤしてみせる。

「はっ?気持ち悪いっ! そういうのやめて……!」

 千歳のヤツ、やっぱり調子乗ってるでしょ!?

「桃子、俺は今すぐにでもお前を抱きたい」

「えっ? 遥陽が起きたらどうすんのよ」

「大丈夫だって、今ならぐっすりだから」

 そういう問題じゃない……!

「ダメだよ、まだ」

「なんでだよ?いいだろ。 もう何ヶ月も我慢してるんだから」

 そうやってちょっとだけ拗ねる千歳に、私は耳元で「どうせするなら、明日にしない?」と囁く。

「え、なんでだよ?」

「言わないと、分からないの? 明日は、排卵日だよ」

 こんなことを言わせるとか、千歳はズルすぎる。私今、すごい恥ずかしいんだけど……。
 まさかこんなことを言わされるなんて、不覚だ。

「まさか、それって……」

「そうだよ。 だから、明日しよう?新しい家族、もう一人増やしたいでしょ?」

 千歳にそう聞くと、千歳は「そうだな。 家族、もう一人増やすか」と私を抱きしめた。
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