【完結】片想い結婚〜同期からのプロポーズは突然の一夜で〜
千歳はクールに返事をする。
「仲良くしなきゃダメだぞ、新婚なんだから」
「は、はい」
「これが俺らの新婚スタイルなんですよ。いつもこんな感じですよ、俺ら」
ちょっと千歳! どういう意味よ、それ!
とツッコミたくなったけど、やめた。
「そうなのか? お前たち、変わってるな」
「変わってますか?私たち」
「まあお前たち、元々変だからな」
室長はちょっとだけ嬉しそうに私たちにそう言ってくる。
「変ですか?私たち」
「変だろ、どう見ても」
どう見ても変って……。私たち、何者なの?
「まあ、お前らを見てると楽しいけどな」
「楽しい、ですか?」
「なんか羨ましいくらいだよ」
羨ましい……? どこが?なにが?
室長の言ってることが変なのではないか、そう思ってしまったのは内緒にしておこう。
「お前たちは、これからもずっと変わらないでくれ。そのままでいてくれよ?」
「そ、そのまま……?」
それはどういう意味なのだろうか……?
「もちろん、俺たちは変わりませんよ」
「じゃあ安心だな。 じゃあ、お疲れ」
「お疲れ様です」
室長の背中には、なぜかウキウキしたオーラが漂っているような気がした。