婚約破棄したい影の令嬢は
フィリップがティファニーに夢中になってから、サムドラ公爵家へと呼ばれなくても「フィリップ様と約束してたのです」という理由でディアンテは公爵家に居座っていた。

その努力の甲斐もあり、公爵家の事業はすっかりと安定した。

「もう安心だ」とサムドラ公爵はでっぷりとした腹を撫でた。
そして公爵夫人やレミレもディアンテのことにはもう興味がないらしい。

ディアンテは暫くティファニーとフィリップの様子を観察していたが、どうやら順調に愛を育み盛り上がっている、
フィリップの希望により、着々と婚約破棄に向けての準備は進んでいるようだ。

(この調子でいけば卒業パーティーの後くらいには、絶対に婚約破棄を告げる筈だわ)

ディアンテは幸せな日々が戻る事を喜びながら、卒業パーティーまでの日を過ごしていた。





ーーー遂に迎えた卒業パーティーの日
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