婚約破棄したい影の令嬢は
ーーカサッ
フィルズの声に反応する様に、草が動いた。
フィルズは急いでその場所に向かった。
草を掻き分けると‥。
そこには、あの日と何も変わらない姿の少女が立っていたのだ。
「ーーやっと会えた」
フィルズの頬に涙が零れ落ちた。
再び少女に会えた喜びで胸が熱くなった。
フィルズは少女をずっと、ずっと抱きしめていた。
名前を聞くと、少女は小さな声で「‥アイネ」と呟いた。
*
フィルズは街を出た。
そして、アイネも森を出た。
2人は手を取り合って、遠い遠い村でひっそりと暮らしていた。
毎日がとても幸せだった。
そんな2人の元に次々に舞い込む幸運。
十数年後にはフィルズは国を建国した。
フィルズの声に反応する様に、草が動いた。
フィルズは急いでその場所に向かった。
草を掻き分けると‥。
そこには、あの日と何も変わらない姿の少女が立っていたのだ。
「ーーやっと会えた」
フィルズの頬に涙が零れ落ちた。
再び少女に会えた喜びで胸が熱くなった。
フィルズは少女をずっと、ずっと抱きしめていた。
名前を聞くと、少女は小さな声で「‥アイネ」と呟いた。
*
フィルズは街を出た。
そして、アイネも森を出た。
2人は手を取り合って、遠い遠い村でひっそりと暮らしていた。
毎日がとても幸せだった。
そんな2人の元に次々に舞い込む幸運。
十数年後にはフィルズは国を建国した。