最愛のプリンセス
部屋に入った。
そこには総長、幹部たちの6人がいた。
「優輝大丈夫だった?」
俺が部屋へ入り早々声をかけてきたのは幹部の晴人さん。
「はい、なんとか。」
「そう、なら良かった。詳しいこと話してくれる?」
そう言われたので俺は今日起きた事の経緯を話した。
「……っていうことがありました。」
俺が話し終えてから、ある人が俺がこの部屋に入ってから初めて口を開き、声をかけてくださった。
それは総長の蓮さんだ。
「優輝、怪我は?」
この人は一見ぶっきらぼうに見えるが、仲間を大事にしている。下っ端である俺たちさえも。
"皆を魅了し、惹きつける"
そんな人だからこそ、
胡蝶蘭の下っ端は、いや、ここにいる全員がこの人に憧れ、忠誠を誓う。
「あ、多少しましたが、通りすがりの女が助けてくれました。」
「女が?」
「はい。」
さっき仲間には優しいと言ったが、ほかの人には必ずしもそうというわけではない。