俺のもの



制服に着替え、弁当を鞄につめた俺。


まだ時間あるな…

暇になった俺はふと、携帯に目をやった。



あれ…?

メール届いてる……



まさか……

伊藤?!!

急いで俺は携帯を開けた。


「…」

届いたメールを見た瞬間俺は絶句した。


未読15件−?!

それも全部藍羅?!!


あいつまじうぜえ。


しかもやはり伊藤から返事は届いていなかった。



朝から気分を害した俺は足速に家をでた。



ムカつくムカつく!

そう思いながら俺は藍羅からのメールを全て削除していた。


ずっと下を向いていたので、前を見ていなかった俺は誰かにぶつかった。
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