おかしな婚約破棄の結末は‥⁉︎
「‥‥ふぅ」


パンパンとスカートを叩いて直します。


「‥‥!」


髪の長い王子様はポカンとしています。
そのまま此処から出る為に背を向けて歩き出しました。

居心地の悪い視線が突き刺さります。
気不味いので、さっさとお暇しましょう。

私はクルリと振り返ってドレスの裾を持ちました。


「正当防衛ですから。では、失礼致します」


そして私は、ザワザワと騒ぐ会場を後にしました。











外に出ると見慣れない景色が広がっています。
振り向けば聳え立つお城‥テーマパークでしょうか。

ここが何処かは気になる所ですが、大きい道路に出てヒッチハイクをすれば街に戻れるでしょう。

そんな時、背後から肩を掴まれます。

あの腹立たしい王子かと思い、振り返り様に一発入れようかと拳を振り上げると‥。


「っ、ちょっと待ってくれ!」

「‥!」

「手を下ろしてくれないか?」

「貴方は‥」

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